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CATEGORY | 整体師 木村慎吾のブログ
POST | 2019.09.26
【ダイエット中】もち麦・押し麦・ビタバァレーどれを選ぶ?
Simple.のキムシン先生こと木村慎吾です。
先日、産後骨盤矯正のお客様のM様からこんな質問がありました。
「ダイエット中にもち麦と胚芽押し麦、ビタバァレーのどれを選べば良いですか?」
私もしっかり“大麦”について理解していなかったので、調べてみました。
これさえ読めば、あなたもプチ大麦博士になれると思いますよ!
まず、麦には様々な種類があって、
大麦
小麦
ライ麦
オーツ麦
などがあります。
豆にも大豆や小豆、お米もうるち米やもち米というとわかりやすいでしょうか?
そして、大麦には様々な分け方があるのですが、これが“ややこしく”かつ“わかりにくく”させてるんだ!と調べながら心の中でプンプンになるキムシン先生。
大麦についてチンプンカンプンな皆さんを今日でハッキリと理解させますね!
大麦は、
①帆の実り方
②大麦に含まれるでんぷんの性質
③加工法の分類
などで一般的に分けることができるんです。
①帆の実り方
大麦は1本の軸に穂が6列並んでいますが、そのうち
2列しか実が付かないものを「二条大麦」といい、ビールや麦焼酎に使われます。
6列全てに実が付くものを「六条大麦」といい、今回の本題である麦ごはんや麦茶に使われます。
六条麦茶とかよく聞きますよね。二条大麦ビールは聞いたことないけど。
②大麦に含まれるでんぷんの性質
そして、六条大麦には
粘り気が弱い「うるち性」
粘り気が強い「もち性」
に分けることができます。
ちなみにこの粘り気はアミロペクチン(でんぷんの構成成分)という物質が多く含まれているからです。←覚えなくていいよ!
粘り気が弱いうるち性の大麦が「押し麦」と「ビタバァレー」になります。
押し麦とビタバァレーの違いは、押し麦にビタミンB1とB2をプラスしたものがビタバァレーです。色もビタバァレーのほうが少し黄色っぽいです。
粘り気が強いもち性の大麦を「もち麦」といいます。
もち麦にはβ-グルカンという水溶性食物繊維がたくさん含まれており、これがダイエットに効果的なのですが、後述しますのでご確認を。
③加工法の分類
画像引用元:http://ohmugi-tanken.com/anatomy/index2.html
そして最後に、大麦は上の画像のように
外皮
糊粉層
胚芽
胚乳(でんぷん層)
で構成されています。
うるち性の大麦の外皮・糊粉層・胚芽を全て取り除いて胚乳だけにした後に、蒸して押したものを押し麦といい、
うるち性の大麦の外皮・糊粉層を全て取り除いて胚芽と胚乳だけにした後に、蒸して押したものを胚芽押し麦といいます。
もち性の大麦の外皮の一部を残して蒸したものがもち麦になります。
もち麦には先述のようにβ-グルカンという食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は不溶性食物繊維と水溶性食物繊維にわけることができます。
簡単に言えば、不溶性が水を吸収しない、水溶性が水を吸収する食物繊維です。
不溶性食物繊維はキャベツや大豆、ごぼう、玄米などに多く含まれ、日本人は比較的摂りやすい傾向にあります。
水溶性食物繊維は昆布やわかめなどの海藻類、こんにゃくや里いもなどのイモ類に多く含まれていますが、日本人に不足しがちな栄養素です。
この水溶性食物繊維の働きとして
・血糖値の急上昇を防ぐ
・コレステロール値を下げる
・心筋梗塞などの心臓疾患を防ぐ
・便秘改善
があります。
ここで、Key Point!!
血糖値の急上昇を防ぐことが、ダイエットにとても有効ということです。
ご来店された方に話したこともあると思いますが、体脂肪はこの糖質の食べた量によって増えたり、減ったりするんです。
食べた糖質は口や胃腸の中で消化・吸収され血管の中に入り込み、全身の細胞の栄養となるわけですが、この糖質を処理できる能力がそれぞれ決まっています。
早食いやドカ食いをしてしまうと、血管の中に糖質があふれてしまい、それを処理しきれなくなります。
だから、ダイエットの10のルールにも書いたように、たくさん噛んで血糖値を下げようってことです。
そこで余った糖質はどうなるかというと…
身体のありとあらゆる体脂肪(中性脂肪)がドカ食いしてしまい、太ってしまったり、中々痩せないという訳なんです。
この食べた糖質をゆーーーっくり血管の中に送り込んでくれるのが水溶性食物繊維(不溶性食物繊維も)なんですね。
みなさーん!ついてこれましたか?
わかりやすく書くって難しいのね。
ちなみに私はもうゼェゼェ息切れしてますけど…。
ということで、まとめ!
もち麦
粘り気が強いもち性の大麦で蒸した後に外皮の一部を残したもの。
βーグルカンという水溶性食物繊維が多く含まれたもの。
糖質の吸収を穏やかにしてくれるため、ダイエットに適している。
押し麦
粘り気が弱いうるち性の大麦で、外皮・糊粉層・胚芽を全て取り除いて胚乳だけにしたものを蒸した後に押し潰したもの。
白米に比べれば、食物繊維は多く含まれているものの、もち麦には劣る。
ただ、もち麦よりは安価。
胚芽押し麦
うるち性の大麦の外皮・糊粉層を全て取り除いて胚芽と胚乳だけにした後に、蒸して押したもの。
胚芽を残しているので不飽和脂肪酸とビタミンEが含まれています。
不飽和脂肪酸は体内で作ることができないので、食事から摂る必要があります。
ビタミンEは体の酸化から守る働きがあり、美容におススメな栄養素です。
ビタバァレー
押し麦にビタミンB1とB2をプラスしたもの。
ビタミンB1とB2が含まれていて疲労回復効果が期待できるため、疲れやすさを感じるときはビタバァレーがおすすめ。
つまり、
ダイエット中で、超おススメ➡もち麦
ダイエット中で、中おススメ➡胚芽押し麦
ダイエット中で、最近疲れやすい方➡ビタバァレー
ダイエット中だけど、とにかく安いほうが良い➡押し麦
がキムシン先生の見解です。
はぁ、はぁ、はぁ…
誰か酸素持ってきてー!
では、今日もSimple.にいきましょう!
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