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CATEGORY | 保育士 田原一希のブログ
POST | 2020.04.23
話し方の個性👄
こんにちは!
保育士の田原かずきです☆彡
入園、進学、環境の変化があり、大人も子どもも心が疲れる時期・・・と思っていたらすぐにコロナで外出自粛😨
滅入ってしまいますね。
そんな時だからこその子どもたちの変化を気にして見てあげたいと思っています。
皆さんは、吃音ってご存知ですか?
吃音とは、言葉がうまく出ず、滑らかに話すことができないことを言います。
2~4歳ごろに発症し、10~20人に1人の割合でいられるようです。
その中でも7~8割は自然と治っていきますが、8歳を過ぎてしまうと治りにくくなり、吃音が残ってしまうこともあるそうです。
<吃音の種類>
1.連発(話始めなど一部を繰り返してしまう)・・・「あ、あ、あ、あのね」
2.伸発(一部が伸びてしまう)・・・「あーのね」
3.難発(言葉を発しようとするが詰まってしまう)・・・「・・・あ・・っあのね」
長くなってしまうので今回は代表的な症状のみ書きますが、その他にも症状があります。
上で紹介した症状は、1→2→3の順で悪化していきます。
単発の症状の時にゆっくり話すよう促すと一部が伸びてしまい、それを注意すると言葉が出なくなります。
<吃音の出やすい環境>
・苦手な言葉を発しなきゃいけなくなった時
・周りの目を気にしてしまったり、不安を感じた時
・吃音を気にしてしっかり話そうとした時
私も吃音の子とか関わったことがあるのですが、本人は「話したいのに!」「なんかみんなの反応が気になる・・・」ともどかしく感じているように見えました。
その時に、「何?はっきりしゃべって」や「なんか変なしゃべり方だよ」などと指摘が入るとますますどもりはひどくなり、表情も暗くなっていきました。
そこで、「ちゃんと聞いているよ」と言うことを伝え、時には他の子に邪魔されずに話ができるようにみんなとは離れたところで話を聞いてあげることを徹底しました。
すると、言葉が出ないもどかしさを感じながらもしっかりと自分の気持ちを話してくれるようになりました。
しばらくするとどもりも気にならない程度に。(話したい!という気持ちが大きくなるとたまに出ていましたが)
この時、私は周りの大人の反応はとっても大事だな、と痛感しました。
関わり方として、
・子どもが話しやすい環境(聞き手)、空気を作ってあげる。
・言いにくさを感じていそうなときは、様子を見て代弁してあげる。(あまり先取りして代弁してあげすぎると逆効果なため、気をつけましょう)
・上手に話させようとせず、話の内容をきいてあげる。
・目を合わせて話を聞いているという姿勢を示す。
・兄弟児がいる場合は、話をさえぎってしまわないよう一対一で話を聞く。
これらを意識してあげると話したいことが相手に伝わるという自信に繋がります!
声の高さ、声色、イントネーション
話し方には人それぞれの癖がありますよね。それはその人の個性なので、話していてもそんなに気になることではありません。
無理に意識させようとせず、吃音も個性なんだと感じながら関わってあげるといいのではないかなと私は思います。
文だらけで、ながーくなってしまいましたね💦
では、今日もSimple.にいきましょう!